日本でもApple Watchの心電図機能が開放されました。
お医者さんから『心房細動』と診断されている父が「使ってみたい」というので、二人で心電図をとってみました。
実際の心電図の画像は、後ほど出てきます。
それでは行ってみましょう。
※私はApple Watchの専門家でも、医療の専門家でもありません。
内容に誤りがある可能性がありますので、ご注意ください。
そもそも心電図で何がわかるの?
健康診断とかで受ける心電図検査。そもそも何のためにやっているのか、よくわかりませんよね。
心臓の筋肉の収縮によって発生する電流をグラフ化したものが心電図。この波形で不整脈や狭心症、心筋梗塞の有無を調べられます。
心房細動も不整脈の一種。血のかたまりができやすく、脳梗塞になるリスクがあるそうです。
Apple Watchの心電図機能を使い始めるには。
まず、心電図機能に対応しているのはApple Watch 4、5、6のみです。
注意したいのは、Apple Watch SEが心電図Appに対応していないことです。電気心拍センサーが搭載されていないためです(光学心拍センサーは搭載されています)。
最初にOSをアップデート。
まず、iPhoneとApple WatchのOSを最新版にアップデートします。
ヘルスケアAppで各種設定をする。
iPhoneのヘルスケアAppで生年月日などを入力します。
設定が終わるとウォッチにも心電図Appがひょっこり現れていました。
真ん中の白地に赤いグラフのやつです。
心電図の測定方法と計測結果。
机や膝の上にApple Watchを巻いた腕を置き、反対側の指をデジタルクラウンに載せます。
30秒ほどで記録が終わり、結果が表示されます。
結果のパターンは以下の感じです。
- 洞調律:心臓が一定パターンで拍動していることを意味します。
- 心房細動:心臓が不規則なパターンで拍動していることを意味します。これまでに心房細動と診断されたことがない方は医師の診察を受けてください。
- 高心拍数または低心拍数:心拍数が 50 BPM を下回る場合や 120 BPM を上回る場合は、心電図 App の心房細動チェック能力に影響が出ます。
- 判定不能:記録を分類できないことを意味します。
参考:Apple
心房細動の父の不整脈を記録した心電図。
それでは健康な私の心電図と、心房細動の父の心電図を見てみましょう。
健康な私の心電図。
心房細動の父の心電図。
不規則です。父は心房細動で血栓ができないように、処方された薬を服用しています。
結果は、PDFにしてお医者さんに共有することができる。
実際にPDF化し、LINEで父に共有しました。
iPhone側の計測結果をタップして「医師に渡すためにPDFを書き出す」です。
今回は以上です。
心電図が測れるようになったことで、ますますApple Watchが生活にかかせないものとなりました。
ときどき心電図をとって、病気のリスクに備えたいと思います。
最新の心電図Appでは、心拍数が高い時に心房細動の有無を確認することができるみたいです。
最後に、Appleのサイトに載っていた注意事項です。
- 心電図 App では心臓発作は検知できません。胸に痛みや圧迫感がある場合、胸をしめつけられるような苦しさを感じる場合、心臓発作の症状ではないかと思われる場合は、すぐに緊急通報サービスに連絡してください。
- 心電図 App では血栓や脳卒中は検知できません。
- 心電図 App では心臓関連の他の病状を検知できません。たとえば、高血圧、うっ血性心不全、高コレステロール、ほかの種類の不整脈は検知できません。
- 体調が悪い場合や、何らかの自覚症状がある場合は、医師の診察を受けてください。
引用:Apple
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Apple Watchの使い方についてまとめています。かなりのボリュームです。
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